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どの人間も、 流れるプールに 流されている。
それも 自分たちで 回って 勢いを つけて
始めた 流れる プールで。
根底で 大きく 肯いている
それでも 得意で 足を けっている。
みんな 分かって
分かって いる。
何 を 何 でも
全ぶを 一通り 見通して
ひとつ ひとつ を 見失える。
全ぶを いっぺんに しか 分からない。
分けられない のに 分かる という。
分けない限り すべてを 見れる。
分けると とたん 目 も 手も すべる。
ところで おカネ。
お金は 将来 なのだろうか。
未来のために 今 を 費やすのか。
未来は 不安 で、 お金は 安心 なのか。
どこで 物と 金 が すり換わるのか。
どこで 動作と 金 が。
何が 換わらず に あるだろうか。
なぜ 換わる のか。
なぜ 換わら ないのか。
物が 増えて、ラクになって、 居心地が 良くなって、
例えば 家での 労作が へった分
外で 働いて 帰宅時間が 遅れる。
必要な ものを 買える だけの 労力を 出して
ムダに 疲れたくは ない。
見合うか どうかは いやでも 自分で
感じるだろう。
何かのために、 ためておこう と 欲 ばかりはって、
疲れはてるより。
余分なお金は、 疲れに 戻ってしまいそうだ。
必要なもの は 自分で 選び抜いたもの
であり、 すべての ものごと と 対等であり フリ―で
あるため にも つながる。
フリ―で あればこそ ”自分” のやり方 だけが 浮き上がる。
逆。 自分のすきな 方法 を 通すため だけに
何からも 離れて、 私は 浮遊する。
その 軌跡が ”私” なのだ。
自分 とは すなわち やり方 なのだろう。
ひとまず、 あえて 何からも フリ―で いる。
しばられ ない。 つながっても いない。